現代の日本の洋室にも調和する五月人形とは
現代の日本の洋室にも調和する五月人形とは
五月人形というと、日本では平安時代から現代まで受け継がれている伝統的な行事のアイテムです。もともとは金太郎や桃太郎といった童話に登場をするキャラクターを模した陶器製の人形でしたが、1980年代以降は戦国武将を模した甲冑スタイルが定番となりました。基本は床の間に飾るのですが、現代の住宅事情では床の間は存在しない家庭も多いわけです。そこで簡単に、洋室にも設置しやすい五月人形とはどんな製品なのかを、ご紹介していきましょう。いまでは国内だけでなく、フランスやイギリスでも五月人形を生産する工房があり、これらの地域ではガラスや陶器製の製品というスタイルになりました。大きな飾りではなく、ガラスケースに収納をされており、洋室でも置きやすいインテリアといえます。五月人形は基本的には男子をイメージしたものが多いですが、真っ白の陶器やガラスならインテリアの意味合いの方が強くなるので、年中設置可能となるものです。
新しい技術であるLEDが使われた五月人形も
日本で昔から作られてきた五月人形は、伝統的な素材である和紙や布といった材料が使われていました。内部には小型の豆電球や白熱電球などが設置され、明るく照らし出すことで幻想的な風景を作り出せるのが特徴です。 しかしそんな五月人形にも、新しい技術の波が押し寄せてきました。それが今では私たちの生活に普及しているLEDの技術です。発光ダイオードによって光を発することができるこの技術は、従来の電球よりもより少ないエネルギーで周囲を照らし出すことができます。さらに明るさも向上しており、鮮やかさも実現していることから従来の電球に比べて劣ることがありません。 このLEDの技術を五月人形に取り入れるメリットとしては、火災のリスクを軽減することができるというものが挙げられます。従来の白熱電球は、長時間点灯させておくと熱を持ってしまうのが難点でした。そのため過去には五月人形を飾っている家で、そうした原因によって火災が起こったこともあるようです。新しい技術ならば発熱量が非常に少なく、安心して飾ることができます。